公園リニューアルで、より豊かな暮らしを

現在フージャースではファミリー向け分譲マンション 「デュオヒルズ蘇我ザ·スカイ」と、シニア向け分譲マンション「デュオセーヌ千葉蘇我」の一帯開発プロジェクトを行っています。これに伴い、マンション近くにある公園のリニューアルを進めているところです。公園リニューアルに向けた想いや活動を紹介します。
公園が街に与える影響
2つのマンションはいずれも2026年2月に竣工予定で、ファミリー向け分譲マンションは263戸、シニア向け分譲マンション144戸と大規模な開発になります。大規模マンションができ、多くの人が住むということは、街の風景が変わり、地域への影響も小さくありません。新しく住む方にはもちろん、元々この地域に住んでいる方にもこの街での暮らしをより豊かにしてもらいたいとの想いから、近隣の公園のリニューアルに関わりたいと考えました。
物件開発に伴う公園リニューアルは過去にも事例があり、2020年に竣工した「デュオヒルズつくばセンチュリー」では「公園のある暮らし」をテーマに隣接した公園のリニューアルを行いました。元は利用率の低い公園でしたが、全面に芝生を敷き、大きなマウンドと滑り台を設置。マンションの敷地内にベーカリー&カフェを誘致したり、定期的な活動を地域住民と一緒に行ったりすることで利用率が上がり、ゆるやかな地域のコミュニティ形成にもつながっています。公園が街へ良い影響を与える事例を見てきたため、今回は千葉市内の公園のリニューアルに役立てていただくために寄付を行いました。
公共の公園のリニューアルに向けて
2026年春完成を目指し、千葉市が設計を進めている宮崎公園は、物件から徒歩3分のところにあります。2つに分かれた敷地のうち、南側をリニューアルの対象としています。

公園は千葉市の施設であるため、整備費として役立てていただくことを目的に、千葉市に寄付を行いました。

現在はすべり台やブランコ等の複数の遊具とベンチがあり、公園外周は植栽で囲まれています。利用者のメインとなっている小学生たちは、遊具のある一部エリアに集中しており、公園全体を活用してもらえるようなデザインにする必要がありました。
リニューアル後は、公園全体を幅広い世代の多くの方に楽しく気持ちよく利用していただけるよう、つくばの際もお世話になったランドスケープデザインの専門家である関東学院大学准教授の中津秀之先生にも助言をいただいています。
誰もが居心地の良い公園へ
どの世代にとっても居心地の良い公園にするため、「遊具エリア」やゆっくりくつろげる「芝生エリア」を整備する計画をしています。

遊具エリアは、公園の顔となる場所です。そこで遊ぶ子どもたちを見守れる日よけ付きのベンチを設ける予定です。車いす利用者も使いやすいような水飲みを設置する等、様々な方の利用に配慮しています。

活発に動ける遊具エリアに対し、芝生エリアは少し落ち着いて過ごせるような設計がされています。芝生の上には、休憩の場としてだけでなく交流の場としても利用できるコミュニティ・ウォールや登って公園を見渡したり座って休めたりするような築山も整備される予定です。
リニューアルが待ち遠しくなるように
工事が始まると公園は長期間立ち入り禁止となります。小学生の遊び場の選択肢が減るなど、地域に何かしらの影響を与えるはずです。 立ち入り禁止となる前に地域の方にリニューアルを受け入れてもらい、リニューアルに関わる一員として完成を楽しみにしてもらいたいと考え、工事前にワークショップを開催する計画を立てました。ワークショップは自治会と近隣の小学校PTAの関連組織、地元の千葉大学や中津先生の関東学院大学と連携して実施する予定です。
企画しているのは「公園の落ち葉や自然の材料で看板を作ろう!」という催しです。参加者には新しくなった公園の芝生の広場で何をしたいか考えてもらい、公園にある材料でそれを形にしてもらいます。出来上がった作品は工事期間中に看板として掲示しておく予定です。子どもはもちろん大人にも参加してもらい、子どもと大人を混ぜたチーム毎に活動してもらうことで、地域の多世代交流の場にもできたらと考えています。
工事が終わった後には2回目のワークショップを計画しています。開催時期とコンテンツはまだ決まっていませんが、地域の方に公園の仕上げに関わってもらう企画を検討中です。
より豊かな暮らしの提案
私たちフージャースはマンションというハコを作って引き渡したら終わりではなく、今回の公園のリニューアルのように暮らしの提案まで行うデベロッパーでありたいと考えています。公園のリニューアルやそれに伴うワークショップは、新しいマンションの住人だけでなく、元からこの街に住んでいる方も対象です。近隣の方や自治体、地域のコミュニティとも連携し、その街での暮らしまで考えたモノづくりや催しをすることが、マンションに住む方の暮らしをより豊かにすることにつながっていくと思っています。