公園リニューアルに向けたワークショップで育む「豊かな暮らし」

現在フージャースではファミリー向け分譲マンション 「デュオヒルズ蘇我ザ·スカイ」と、シニア向け分譲マンション「デュオセーヌ千葉蘇我」の一帯開発プロジェクトを行っています。これに伴い、マンション近くにある公園のリニューアルを進めているところです。
公園リニューアルに向けた想いや活動については、「公園リニューアルで、より豊かな暮らしを」(2025年6月27日掲載)で紹介しました。今回は工事前に行なった第1回目のワークショップの様子をお伝えします。
「公園で何しよう?」をカタチに

ワークショップは7月5日(土)、リニューアルを控えた宮崎公園と近くの宮崎小学校の体育館を会場に開催しました。公園が工事で長期立ち入り禁止となる前に、もう一度地域の方にリニューアルを受け入れてもらい、リニューアルに関わる一員として完成を楽しみに待ってもらえるように企画したものです。地域の皆さんの交流も目的の一つであったため、子どもも大人も一緒に取り組めるものを考えました。

当日は「しばふの公園で何しよう?みんなで絵をえがこう!」と題し、リニューアル後にできる芝生広場でやりたいことを描いた看板を作成することにしました。まずは公園に集合し、どんな公園になるかの説明を聞いた後、早速園内で看板の材料探しへ。当日は大人と子ども合わせて106人もの方が参加してくれたので、17チームに分かれて作業をしました。材料集めをしながら、園内を楽しそうに駆け回る子どもたちの姿も見られました。

材料が揃ったら、近くの小学校の体育館に移動して看板作りを始めます。

それぞれが公園で拾ってきたものに加えて、モールやクレヨンなどを使って自由に作ってもらいました。

完成したものは、崩れないようにラミネート加工します。

完成後は、公園に戻ってみんなで出来上がった看板の鑑賞会を実施。植物をたくさん重ねて山を作るなど、子どもたちの想像力が存分に発揮された看板がたくさん出来上がりました。看板は、リニューアル工事の間公園に飾られます。
ワークショプで公園をより身近に感じる
ワークショップは地域の皆さんの協力もあって、大成功のうちに終わりました。参加された理由を伺うと、「子どもが楽しめそうだったから」「よく通りかかる公園で、そこに作ったものが飾られるのは魅力的だった」「どんな公園になるか楽しみだったので」など、イベントや公園に関心を持って参加したという声が多く挙がりました。

イベント当日については、「楽しかった」という感想をたくさんいただいています。「みんな素敵な作品で、公園の前を通る度に楽しい気持ちになりそうです」「公園のリニューアルが楽しみになりました」「宮崎公園がより身近になった」など、ただ楽しいイベントに参加したというだけでなく、公園に愛着を感じ、リニューアルが楽しみになったという声も聞かれました。
地域・大学・企業の交流

今回フージャースは後援として関わらせていただき、主催はこの地域の自治会「南町共栄会」が担い、会場でもある小学校のPTA下部組織「宮小ファミリア」と関東学院大学「中津研究室」、千葉大学「伊藤研究室」が共催という形を取りました。普段交わることが少ない地域の皆さんと大学生、企業の交流もできたことが、今回のワークショップの特徴的な点であり、良かったところです。

共栄会の皆さんは元々地域のコミュニティ形成に積極的なこともあり、「たくさんの方が参加され楽しむ姿はとても良かった。今後もこのようなイベントを実施していきたい」とおっしゃってくださいました。宮小ファミリアの方からは、「共栄会の方たちと顔の見える関係ができたのがとても良かった」「普段なかなか接点のない地域の方々と一緒に準備や運営に関わることで、地域全体で子どもたちを見守る空気が少しできたように感じました。今後の活動でもこうしたつながりを大切にしていきたいと思います」という感想をいただいています。一般の参加者からも「地域と関わる良いきっかけになりました」という声が聞かれました。
ほかにも、大学生に大学の様子を聞いたり、フージャースにも関心を持ってくれる方がいらっしゃったり、ランドスケープデザインの専門家である先生方へ質問をする参加者の姿も見られるなど、ワークショップを通してさまざまな交流が生まれたことが印象的でした。
豊かな暮らしを作るには
中津先生がワークショップの冒頭の挨拶で、「公園や広場など公共の空間は、これができるというよりも、あれはダメ、これをしちゃダメと言われることのほうが多い。みんなの空間として、ここに住むみんなで何をしたいか考える空間にしよう」と呼びかけていました。
中津先生のこうした考えにフージャースは共感し、マンションの開発においてもマンション敷地と公共空間との融合を意識しています。マンションを塀で囲ってしまうのではなく、その境界線を整備し、その場所をより街に開放することに取り組んでいるところです。
今回のワークショップからも、自分の住む家だけではなく、その地域をどうしていきたいか、そこでどう過ごして行きたいかを考えることが、より豊かな暮らしにつながると感じることができました。
公園は秋頃から来年の春にかけてリニューアル工事を予定しています。完成後には第2回目のワークショップも行う予定です。どんな公園ができるのかご期待ください。