人生100年時代に向けて

地方移住の連載コラム3回目です。

地方移住をするということは、単にリタイヤしてのんびり暮らすというわけでなく、そこから第二第三の人生を始めるということとも言えます。それはどんな仕事をするのかということが大事になるでしょう。今、日本の社会において人生100年と言われる時代に向けて新たなキャリアの模索が求められています。日本の人口は2004年をピークに下降に転じ、高齢化も進んでいます。このような社会構造の変化に伴い、単に定年後の生活を楽しむだけでなく、その先に何か新たな仕事や活動を見つけることが求められています。

定年後の生活を考える際には、経済的な安定だけでなく、やりがいや存在意義を見出すことも大切です。特に、仕事に全ての時間を費やしてきた人にとっては、定年後も急に仕事を辞めることは難しいでしょう。自分の育んできた経験や知恵を生かして、まだまだ仕事を続けたいというのが一般的な考え方です。

そこで提案されるのが、「パラレルキャリア」という概念です。これは、定年前から複数の仕事や活動を並行して行うことで、人生の充実感や安心感を得ることができます。パラレルキャリアを実現するためには、会社の仕事や趣味だけでなく、社会や個人の向上に貢献する仕事を持つことが重要です。定年後も現役並みの活動を続けることで、自己成長や社会貢献の機会を広げることができます。また、異なるキャリア間での相乗効果も期待できます。

具体的には、定年前から社会活動やボランティア活動、コンサルティング業務、趣味の活動など、さまざまな仕事や活動を見つけておくことが重要です。これらの活動は定年後の生活の拠り所となり、退屈しない生活を送ることができます。さらに、仕事を持つことで収入を得ることができれば、経済的な安定も保たれます。
これからの時代において、一つのキャリアだけにとらわれるのではなく、複数のキャリアを持つことが求められます。自分の関心や能力に合った新たな仕事や活動を見つけ、積極的に挑戦していく姿勢が重要です。現在の仕事を少し俯瞰し、自分の奥底にある課題や使命に焦点を当てていく長い計画を立てて見ることも良いでしょう。そしてそれはできるだけ早く始めることで、それぞれのスキルを向上させることができます。
皆さんもぜひ、今の本業以外で自分のやりたい仕事は、どのようなことがあるのかを考えてみるのは有意義ですし、楽しいものです。新しいキャリアを見つけることで、定年後も充実した人生を送ることができるのではないかと思います。
皆さんはどう思いますか。

 

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