【結果】高齢者と若い学生が一緒の場所に住む

実施日: 10/25〜11/11 母数: n=324

近年若者の間では、一つの家や建物を10人前後で住むシェアハウスが広がっていますが、中には100人ぐらいで住む大規模なシェアハウスもあります。高齢者や多世代の人が一緒に住むシェアハウスについては、 多くの事例がありません。

今回はこうした高齢者または多世代型のシェアハウスにフォーカスしながら、シェアハウス全般について伺ってみました。

まとめ

今回は多世代で住むシェアハウスについて聞いて見ました。シェアハウスという住み方については徐々に浸透しているようで、まったく知らないと答えた方はたった0.6%でした。アンケートに答えた方は、ほとんどの人が知っているという回答です。さらに実際に住んでみたいという人は6.5%もいます。

また年齢の高い人と若い人が一緒に住むことについては37%もの人が、興味があると答えており、さらに夫婦や家族でシェアハウスに住むことに興味があると答えている人が14.9%もいます。実際にすぐに住みたいかは別にしても、今までの若い人たちだけのシェアハウスでない住まい方への、関心の高さは伺うことができます。

高齢化する日本で、将来の一人暮らしへの孤独感についての不安からくることかもしれません。

今回の回答から、みなさんの傾向を7つのカテゴリーに分類してみました。

大きくは賛成派と反対派、そして自分は住んで見たいが家族は反対するの3つです。それをさらに分けて見ると大きく次のようなグループに分けられそうです。

賛成派

①人といるのが大好き型: 7.4%
つながり感度が高く、人といるのが好き。人といても苦にならない。みんなで一緒に、わいわい、がやがやしているのが好き。

②将来リスクヘッジ型: 19.8%
助け合いや、不安解消のために人とつながることを求める。一人になったらシェアハウスを検討する。

③合理性経済性重視型: 2.2%
合理性や経済性の観点からシェアを選択する。

反対派

④一人自由型: 58%
一人になる時間が大切。人と暮らすのが面倒。一人で自由にすごしたい。

⑤所有型: 2.2%
家やモノを共有するのが嫌い。自分だけで所有したい。所有へのあこがれがある。

⑥潔癖型: 8%
人が使ったものを使うことに抵抗がある。自分のやり方と異なる生活ルールに抵抗がある。セキュリティに不安がある。

家族反対派: 2.5%

自分は良いが家族が反対する。

賛成派で一番多い回答は②のリスクヘッジ型、一人になった時にお互いに助け合えるように、また寂しくないようにという人が19.8%もいます。また反対派の一番多い回答は④の自由がない、一人の時間が大事だというプライベートを重視する人たちが58%と多数いました。実際には完全に分けられるものでなく、一人の人の中に様々な気持ちが交錯するのでしょうが、大きな傾向値はつかめそうです。

また、住んでみたいシェアハウスの中で「どのようなシェアハウスに住みたいか」という質問では55.6%の人が回答し(必ずしもすぐに住んでみたいというわけでなく、もし住むならばという回答だと想像します)、そのうちの42.8%が世代の違う人たちが住むシェアハウス、60歳以上の人たちが住むシェアハウス23.9%となっています。

また、共有空間の機能としてキッチンやトイレ風呂など自分の部屋にはなくて共同の場所にあれば良いという人も一定数いたのも発見でした。

今回のアンケートを通して浮かびあがってくるシェアハウス像は、一人の時間は大切だけれども、本当に一人になった時の寂しさや不安もあり、また高齢になった時にだれか身近な人にサポートしてもらうことを、望んでいるようにも思えます。健康で長生きしたいと思うのは誰しもが願うことでしょうが、それだけに孤独への不安もあるでしょう。また人と一緒に住むことでより健康で元気に暮らせるハリがあるという期待もありそうです。さらに次回以降より細かく調査をしてみたいと思います。

 

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