オンライン会議に挑戦する

TWO / PIXTA(ピクスタ)

これまで苦手で避けていたオンライン会議が、ついに避けられなくなってきました。予定表には相手に合わせて、会議システムのZoomやTeams、Skype、bellFaceなどのアプリの名前が並びます。

いざ、会議にアクセスすると、参加した人の背景に私生活が映り込んだり、宅急便が届く声などの日常音が入り込んだりと、どうにも集中できない。これは自分自身も同じことです。会議中、マイクをミュートにするのを忘れて家族に話しかけてしまったり、電話対応をしてしまったりと、何気ない失敗をしてしまう。システムによっては、音声は携帯電話で繋いで、画面共有はオンライン会議システムでと使い分けが必要で、手元はちょっとしたパニックになることも。

しかしネット上では、こんなオンライン会議の「あるある」を集めた投稿が人気を集めています。
オンライン会議で顔しか映らないのをいいことに、ズボンを履かずに参加した男性が、会議後にカメラを切り忘れて下着姿が映ってしまい、参加者が大爆笑。会議中に一瞬席を離れた隙に、子どもが代わりに会議に出ていたとか。他には、Zoomの背景画面の選び方で個性が分かるとか、パソコンに向かって話すので声が大きくなりがちとか、くすっと笑ってしまう、でも共感できるプチハプニングが溢れています。

会議を快適にスムーズにするために、各種ツールも人気です。家電量販店最大手のヨドバシカメラによると、オンライン会議で使われるヘッドセットの売れ行きが3月から急増し、3月の売り上げは昨年の3.5倍だったそう(毎日新聞 2020年4月8日より)。ヘッドセットに限らず、タブレットスタンドや外付けディスプレイなども同様のようです。

オンライン会議は、誰もが初めての経験で、失敗はたくさんするものです。だからネット上の「あるある」は、妙に共感度が高くなります。そしてそれをカバーしてくれるように、仕事道具も変化していますし、オンライン会議の使い方をまとめたサイトや動画も多数ネットにあがっています。

もう新型コロナウイルスが流行る前には戻れませんし、この事態が収束した後も、会社での仕事の仕方はリモートワークを中心とした働き方に変わっていくことでしょう。オンライン会議は、もう避けられないのです。

わたしたちは、この今まで体験したことのない危機について、どうしても立ち向かっていかなくてはならないのだとすると、限られた条件で、新たな仕事の仕方や会社のサービスの内容に変えていかざるを得ないのでしょう。
人と人とのつながりを作ることを大きなテーマとする私たちの活動も、顔を合わすことなく、そのつながりをどうつくるのかという、大きな矛盾にぶつかります。しかしそれでも、未来にむかってあらたな仕組みづくりに向けて気持ちをきりかえさざるを得ないのです。
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