こだわりのパウダールーム「ボーテスペース」

今では、どこの住宅にも当たり前についている洗面化粧台。意外にもこの歴史は浅く、日本の住宅に採用されるようになったのは、ここ70年ほどのことです。
かつての伝統的な日本家屋には洗面スペースは存在せず、台所の流しで洗面や歯磨きを行っていました。そして高度経済成長期の1950年代に入り、日本住宅公団が公団住宅に取り入れたTOTOの床置きの洗面ユニットが、今の洗面化粧台の原型になっています。1960年代後半には、一般住宅向けにカウンターや湯水混合栓を設けた洗面化粧台が誕生します。その後、収納性があり現代的なデザインが受け入れられ、さらには住宅需要の波に乗り、洗面化粧台は順調に住宅へと定着して行きました。
1980 年代半ばには、朝食を抜いてもシャンプー(洗髪)する女子高生のトレンドを捉え、洗面化粧台でシャンプーが出来る『シャンプードレッサー』が登場します。これが「朝のシャンプー」(略して「朝シャン」)の流行を後押しすることになりました。今ではすっかり定着した「朝シャン」という言葉も、このシャンプードレッサーの後押しがあり、1987年に新語・流行語大賞に選ばれています。
かつては朝の洗顔中心であった洗面化粧台ですが、その後今に至るまで身づくろいするスペースとして、さらにシャンプーや化粧もする場所へと変化していったのです。

フージャースの「欲しかった暮らしラボ」で実施したアンケート「【結果】単身者の暮らしについて (前編)」(2020年1月31日掲載)で、女性が化粧をする場所を聞いた結果、「洗面所」49.6%、「リビングテーブル」31.9%と、半数の人は洗面所で化粧をしているという結果でした。女性にとって洗面所は、化粧の他に顔や体のケアをしたり、ドライヤーで髪を乾かしセットをしたり、身だしなみを整えたりする場所で、洗面所にいる時間は意外に長くなります。
また、コロナ禍で時間ができて、家でじっくりケアをする「おこもり美容」という言葉が生まれたように、「外出自粛生活中のおこもり美容に関するアンケート調査」では、外出自粛開始後に「美容にかける時間」が「増えた」「増やしたいと思っている」と回答した人が約3割でした。増えた時間を使い、普段はできないパックやマッサージなどのスキンケアを取り入れたいと回答しています。自宅での美容に使う時間が長くなっていることからも、より過ごしやすく、使いやすい洗面化粧台や洗面所が求められているのではないでしょうか。

こういった時代の変化やニーズを受けて、フージャースの単身女性向けマンション「デュオヴェール」では、洗面所を美容や身だしなみを整える居心地が良い空間にしたいと「ボーテスペース」を企画しました。
「ボーテ」とはフランス語で「美しい」という意味です。自分を磨く、ON/OFFを切り替える、キレイを叶える特別なもう一つの部屋。そして温泉やサロンに行った時に、パウダールームで身だしなみを整える、あのゆったりした気分を自宅でも味わえるスペースになればと、考えています。

「ボーテ」を叶える8つの特徴

ボーテスペースを、美・癒しが叶うもう一つの部屋として、気持ちよく使ってもらう為のこだわりがいくつかあります

  1. L型に配置した洗面台とカウンターの鏡
    壁面には天井までの鏡を設置しました。こうすることで後ろ姿も見やすくなり、空間に広がりを感じます。また、カウンターには椅子を置いて、座って身だしなみを整えることができます。
  2. ライン照明付きの鏡
    中央の鏡の左右に、肌が綺麗に見えるようにライン照明をつけました。数多くある照明の中から、色・温度・光の強さの点で肌写りが最もいいものを検証し、照度はオリジナルで調光したものを採用しました。
  3. Fav!wall(くっつく収納)
    カウンター横の壁面は、マグネットになっており、フックをつけて小物を見せつつ収納できます。
  4. 2口コンセントの増設
    カウンターの横と下にもコンセントを増設したことで、場所を選ばず電源を確保できます。足元に暖房を置いたり、スチーマーを使いながら、髪の毛のお手入れをしたりすることも可能です。
  5. 観音開きの三面鏡
    L型に配置したことで、洗面所の左端の鏡とカウンターの鏡で、合わせ鏡にできます。広い鏡面で後ろ姿のチェックも可能で、ヘアセットには最適です。また、中央と右端の鏡は、観音開きができるので鏡裏の収納が使いやすくなっています。
  6. フック付き棚板
    鏡裏の収納は、ドライヤーなど掛けて収納できるようにフックが付いています。
  7. ホーローパネル
    水栓の後ろは、水はねをしても掃除がしやすいホーローパネルになっています。
  8. フロントポケット
    洗面ボールの前は、手前に開くポケットです。小物の収納に便利です。

このボーテスペースをギャラリーで見たお客様からは、洗面所の広さや照明の当たる鏡の美しさの他にも、「今はリビングでお化粧、洗面でヘアセットをしています。ボーテスペースだったら両方可能なので、朝の時短になりますね」、「カウンターは、リネン庫にしまう洗濯物を畳むのにも便利。これでリビングに洗濯物を広げなくても済みます」、「コンセントが3ヵ所にあるので、冬場はヒーターも使えますね」、「姿見を買わなくてもいいので、助かります。この鏡の方が断然綺麗に写ります」と、使い方の想像が膨らむようです。
毎日忙しい中でも、自分を癒して、美しくなる部屋として、「ボーテスペース」で過ごす時間を大切にするのもいいのではないでしょうか。

コロナ禍で女性だけでなく、男性のメイクやおこもり美容の需要も伸びていると聞きます。ボーテスペースは、女性だけのものではなく、ファミリーにも受け入れられる洗面化粧台にもなっていくのではないかと考えています。
ボーテスペースの実物は、9月下旬ごろから福岡のデュオヴェール天神レジデンシャルギャラリー(Bivi福岡 4F)で見学することができます。お近くの方は、ぜひお出かけ下さい。そして、感想をお寄せいただければと思います。

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