不便は豊か(キャンプ編)

私たちは日々、当たり前のように「便利さ」を追求しています。

仕事も家事も合理性やスピードが求められ、それによって効率よくお金や時間を得られることが、長らくの間「豊かさ」とされてきました。その動きが加速する一方で、不便だから得られる「豊かさ」もあることに気付き出しているように思います。

例えば、不便といって思いつくのがキャンプです。
キャンプ場では薪を集めて、火をつけて、料理をします。途中で雨が降ってくれば、火が消えたり、料理を一旦止めてタープを張ることもあるかもしれません。
キャンプは不便ではあるものの、そういった一連を通じて、それ自体が楽しいということに気づきます。同じ料理でも、家で料理を作っているだけならば、こういった不便さに直面することはありません。けれど、私たちはキャンプという不便なシチュエーションを通して、自分で作ることの喜びや、その過程で試行錯誤する楽しさを感じます。そうしてそれは、自分自身の生きる力へとつながっていきます。つまり、豊かさとは自分で作ることを通して、自分自身の生きる力を身につけていく実感なのです。

このように、日常の中の豊かさに気づくためには、不便というシチュエーションをあえて作ることも大切です。たまにはあえて、不便さの中に身を置くことも、豊かさを発見する方法だと思います。

アンケート

キャンプは、好きですか。

お答えいただくとこれまでの結果が表示されます。

Loading ... Loading ...

年に1回以上、キャンプに行きますか。

お答えいただくとこれまでの結果が表示されます。

Loading ... Loading ...