あなたのマンション専用の「防災クエスト」

~フージャースグループの防災への取り組み~

フージャースグループでマンション管理事業などを担うフージャースウェルビーイングパートナーズ(以下、HWP)では、地域活性化やコミュニティ形成にも力を入れています。その一環として、防災に関するさまざまな取り組みも行っています。今回は、マンションの皆さんの防災力を楽しく高める取り組み「防災クエスト」を中心にご紹介します。

 

新築も既存マンションもサポート

私たちフージャースには、「こころ躍る、コミュニティ室」(以下、ここコミ室)という部署があります。ここコミ室では、ご近所同士がほどよい距離感でつながることを目的に、マンションの入居時に居住者交流会「ご近所Sunday」を実施しています。また、そのゆるやかな関係が無理なく続くよう、共用部を活用して教室を開く「ご近所先生」などの取組も行ってきました。これらの取り組みをきっかけに、その後うまくコミュニティ活動が自走しているマンションもあれば、そうではないマンションもあり、お引渡しから数年経ったマンションではコミュニティのあり方に悩んでいるところもあります。
そんな中、住民のみなさんへのアンケートから浮かび上がったのが、「災害への備えは大切だと感じている」「防災について学びたい」という思いでした。 ただ、その思いがあっても、従来型の防災訓練に多くの人が集まるとは限りません。法律で義務づけられている消防訓練でも、何年か経つとマンネリ化し、「前も参加したからいいや」「内容は知っているから」と感じて足が遠のく人も少なくありません。 そこで、参加をためらう心の壁を取り払い、世代を問わず楽しく集まれる仕掛けとして考えたものの一つが「防災クエスト」でした。

 

オーダーメイドの防災クエスト

防災クエストは、住民のみなさんが勇者となり、マンション内のチェックポイントを回ってミッションを達成していく、というのが基本的な形です。例えば、最初に防災クエストを実施した「デュオヒルズ南町田THE GARDEN」では、「伝説の防災倉庫」や「伝説のAED」などマンション内の5つの防災に関係するポイントを巡りながら謎を解いてもらいました。全てクリアする頃には、ゲームを楽しみながら、自然と、いざという時に役立つ設備の場所が頭に入っています。

防災クエストの最大の強みは、マンションごとのオーダーメイドである点です。ベースの形はありますが、マンションのことを一番よく知っているHWPのフロント担当者や管理さんに協力いただき、「このマンションならここに仕掛けを作ろう」と、現地の写真を使って手作りしています。難易度別に子ども用と大人用を作ったり、長い通路のある建物ではそこを活用した配置にしたり、各マンションに合わせた設計にしています。大規模マンションだけでなく、戸数の少ないマンションや共用部の少ないマンションでも実施は可能です。例えば実施期間中はチェックポイントに掲示をしておき、期間中に各自が好きなタイミングで解いて管理員さんに提出、後日ポストに景品が届くといった、規模やライフスタイルに合わせた柔軟な形も検討しています。
防災クエストのようなもの自体は目新しいものではなく、汎用的なものはすでにありますが、それぞれのマンションに合わせたオンリーワンのクエストを提供している点が、私たちだからこそできることだと思っています。

 

防災訓練をもっと楽しく、もっとみんなで

防災クエストはこれまでに4つのマンションで消防訓練と併せて実施しました。参加した皆さんからは、「防災クエストが面白く、倉庫や水槽の場所を知るいい機会になりました」、「子どもと一緒に学べる内容で良かったです」、「ゲーム感覚で防災の関連施設や設備を体験できて楽しかったです」、「自分の頭で考えながら防災についての知識を得ることができたので、記憶に残りやすいと思いました」といったうれしい感想をいただいています。中には、「職場でも防災の取り組みとしてやってみたい」という声もありました。また、各ポイントに理事会の方々が立ってくれたことで、お互いの顔が見える関係づくりにもつながったことは、防災面だけでなくコミュニティ形成の面でも大きな成果でした。

さらに、フージャースでは防災クエスト以外にもさまざまな取り組みやサポートを行っています。茨城県つくばみらい市では、近くに建つ3棟(デュオTXみらい、デュオTXみらいヒルズ、デュオヒルズつくばMIRAI)の管理組合が合同で行った、大規模な防災訓練イベントの企画運営をサポートしました。避難訓練や消火訓練に加え、「防災謎ときラリー」や「新聞紙でのMYスリッパづくり」を行ったり、災害用伝言ダイヤルの体験をしたり、キッチンカーを呼んだりと、マンションの垣根を越えて実施しています。また、別の物件では通常の防災訓練に追加して、救急救命クイズを行なった例もあります。その際、AED訓練に来てくださった消防士さんから「管理会社がここまで防災に取り組んでいる例は初めて見ました」と、お褒めいただきました。

 

日常の管理から、期待の一歩先まで

一過性のイベントにとどまらず、常日頃から居住者の皆さんの声を管理員やフロントがしっかりとお聞きし、管理会社が一緒にお困りごとを解決していく。そのような取り組みを積み重ねていくことが、私たちの理想とするコミュニティ支援です。
日常の管理だけでなく、見えない不安や不便を先回りして見つけ、期待以上の価値を届けることも大切にしています。特に防災は、安心して暮らせるコミュニティを育むための活動であり、一人ではなくコミュニティ全体で取り組むことに大きな意味があります。
フージャースウェルビーイングパートナーズはこれからも管理会社という枠を超え、皆さんの暮らしに寄り添いながら、安心で心地よいコミュニティづくりを支えるパートナーであり続けたいと考えています。