「ひとり女性のこだわり」から生まれた新プラン

フージャースのこだわりプラン

欲しかった暮らしラボでは、さまざまなテーマでアンケートや座談会を開催し、お客様の声を聞いています。皆さんに伺った悩みや求めることを、フージャースでは、新しい商品やプランの開発に生かしています。
今回は一人暮らしをする女性のこだわりに目を向けた「ひとり女性のこだわりカード」から生まれたプランが、デュオヴェール豊中曽根デュオヴェール南茨木で採用されましたので紹介します。

 

ひとり女性の”気持ち”から生まれたプラン

フージャースには、単身女性向けの分譲コンパクトマンション「デュオヴェール」シリーズがあります。ライフスタイルや価値観がますます多様化する中で、供給側の作り上げた理想の生活や、アンケートをもとに平均化された最大公約数の意見を正解として商品開発をしてしまっていないかという疑問が生じました。そこで、一人ひとりのこだわりに目を向けた新たなモノづくりのためのコミュニケーションツールとして「ひとり女性のこだわりカード」を開発し、ニッチなこだわりに目を向けたモノづくりへのチャレンジを始めました。
カードについて詳しくは、「ひとり女性のこだわり」(2021年5月21日掲載)の記事で紹介しています。

カードから生まれた間取りは全部で10個あります。そのうち、「土間クロゼットのある部屋(クロゼットでおかえり)」「バックヤードのある部屋(きれいな部屋には裏がある)」「自然光の入る明るく暖かい寝室(二度寝の幸せ)」の3つは、デュオヴェール川越でメニュープランとして採用しました。
ひとり女性の“気持ち”から考えた、コンパクトマンション向けプラン(2024年4月19日掲載)

今回は新たに2つの間取りが実際に形になりました。「ニューおうち時間を充実させるプラン」をデュオヴェール豊中曽根で、「シンプリストのための1LDK」をデュオヴェール南茨木でメニュープランに採用しています。

 

多様化するおうち時間の過ごし方に応えて

ラボで実施したアンケートで、「自宅での衣食住以外に、リモートワークの他にも机に向かって作業することはありますか」と伺うと、何かしら作業をしているという方が8割近くいました。副業や勉強のほか、ネイルや読書、家計簿をつける、ハンドメイド作品を作るなど、その作業内容はさまざま。おうち時間の過ごし方が多岐にわたっていることと、仕事はセキュリティ面から公共のスペースやカフェでは安心できないという声も多く聞かれたことから、おうち時間を充実させるべく、リビングにデスクを置く空間のある新しいプランを検討し始めました。

座談会ではさらに詳しく皆さんの意見を伺っています。語学勉強やオンラインショッピング、リモートワークをリビングでしている方は、「切り替えて集中したいので、本当は部屋を分けたい」とおっしゃっていました。書斎があるという方でも、頭にパッと浮かんだ時にすぐ紙に書きたいので、一番長く過ごすリビングで作業することが多いそうで、「リビングで置きっぱなしができるのはいい」とリビングのデスクを評価する方もいらっしゃいました。
このようなアンケートや座談会でいただいた声からうまれたプランのが「ニューおうち時間を充実させるプラン」と「シンプリストのための1LDK 」です。

 

ニューおうち時間を充実させるプラン

「ニューおうち時間を充実させるプラン」の特徴は大きく3つあります。一つ目は、ダイニングとは別にもう一つのデスクを置けるリビングルームです。「ダイニングで在宅ワークをするとき、いちいち片付けが面倒」という声にも応えました。専用のデスクがあることで、広げたパソコンや書類などを置きっぱなしにできます。「〜ぱなし」にできる空間があると、仕事はもちろん、勉強や趣味など、他の作業もしやすくなります。
二つ目は「雑然としたキッチンに生活感を感じてしまう」という声に応えた独立キッチンです。リビングルームから家電が見えないことで、すっきりとした空間を保つことができ、キッチンの匂いが部屋に広がることもありません。
三つ目は、南側に寝室を設けたことです。「寝室が暗くて寒いので、洋室にも日当たりが欲しい」という意見を元に考えました。リビング側に室内窓を設けているので、寝室の光をリビングに届けることもできます。
お気に入りの空間とおうち時間を充実させ、自分らしい暮らしを楽しんでいただきたいと思っています。

詳しくは、デュオヴェール豊中曽根のHPをご確認ください。

 

シンプリストのための1LDK

「シンプリストのための1LDK」は”もの”の数に関係なく、暮らしの要素を単純化して、プレーンで統一感のある暮らしをしている方のために考えたプランです。コロナ禍以降、家具を増やさないようにしているという方をちらほら見かけるようになりました。「ニューおうち時間」はリビングにもう一つの机を置く、という提案でしたが、「常に断捨離していて、専用の家具は買わない。兼用できる家具をできる限り集めて、ものを増やさずすっきりしたい」という真逆の声も座談会では挙がりました。この「専用の家具は買わない」というこだわりをヒントに、「専用の空間・動線をつくらない」ことで余白があり、シンプルにすっきりと暮らせる間取りをつくりました。

通常は寝室側に設けるウォークインクロゼットの扉をリビング側にすることで、廊下、キッチン、ウォークインクロゼットの動線を短縮。家具や余白のスペースを増やして、「狭い面積でも広々と暮らしたい!」という声に応えています。また、キッチンは最低限料理ができればいいという声に応え、標準よりコンパクトなサイズのものを壁付けにしました。そうすることで、リビングの扉を開けた時の広がり感を出すことができています。「でもやっぱり収納はしっかり持っておきたい」というこだわりから、収納の広さはそのままに、ウォークインクロゼット側の壁にベッドを置けるようにして、窓際に余白を作りました。
コンパクトな間取りですが、こだわりの家具だけを置いた広くすっきりとした空間で、ストレスフリーな暮らしをしていただけるのではないかと思います。掃除がしやすいというのもポイントです。

 

ニッチなこだわりに目を向けて

ひとり女性のこだわりから生まれた間取りはまだほかにもあります。今後もアンケートや座談会などから皆さんの生の声を聞き、ニッチなこだわりに目を向けた商品づくりをしていきたいと思います。どんなこだわりから、どんなプランが生まれるのか、今後もご期待ください。