効率的で調度いい、家族とつながる
「fitキッチン」

欲しかった暮らしラボから生まれたプラン

欲しかった暮らしラボでは「LDKでの過ごし方」をテーマに、アンケートや座談会を実施し、皆さんからの声を伺ってきました。

そこから見えてきたのはリビング=くつろぎ、ダイニング=食事、キッチン=調理、と区別をするこれまでの定義がなくなってきていることです。家にいる時間が増え、共働き世帯が増えている今、LDK全体を「くつろぎの空間」として捉え、家族のコミュニケーションの場として考える方が多くなっています。
このことからフージャースでは「家族とつながるキッチンのあるダイニング空間」を共通コンセプトに決め、新しいキッチンを考えてきました。

特に最近は夫婦でキッチンを使うことが増えていることが分かっていたので、「暮らしの中のキッチン」というテーマでアンケートや座談会を重ね、複数人で使うにはどのようなキッチンがいいのか考え、皆さんの声を基に生まれたのが「fit(フィット)キッチン」です。

【結果】「暮らしの中のキッチン」に関するアンケート」(2023年5月19日掲載)
暮らしの中のキッチンに関する座談会を終えて」(2023年6月9日掲載)

 

fitキッチンの魅力

fitキッチンは、シンクとコンロを分離したⅡ列型のアイランドキッチンです。その5つの特徴を紹介します。

1.ワークトライアングル
1番の特徴は作業効率の良さです。キッチンでは、シンク、コンロ、冷蔵庫の3つを繋いだ動線(ワークトライアングル)が正三角形に近いほど作業効率が良いことがわかっています。それを基に配置を決めたfitキッチンのワークトライアングルは正三角形に近く、理想的な形と言えます。

2. 2つの調理スペース
複数人でキッチンを使うといっても、1人がコンロを使い、もう1人はシンクで作業するというように分担していることが、皆さんの声からわかりました。2人同時に作業できるように、コンロ側、シンク側それぞれに作業スペースを設けています。

3. 回遊動線
夫婦や家族で同時にキッチンを使ってもストレスなく動ける回遊動線も大切にしています。キッチンの出入りがスムーズで、複数人数でも快適に作業ができます。

4. 開放感と実用性のイイトコドリ
シンク側はアイランドで開放感があり、ガス側は壁面設置で油跳ねが防げます。アイランドキッチンの開放感はありながら、壁付キッチンの使いやすさも備えているキッチンです。

5. たっぷり収納
当社での標準的なファミリー向けの対面キッチンと比較すると、キッチンをⅡ列に分けたことで全体のサイズが大きくなり、収納力がアップしました。収納が増えた分、キッチン下にゴミ置き場スペースを確保できました。

 

限られた空間を有効活用するキッチン

Ⅱ列型のキッチンは、特別珍しいわけではありません。ただし通常のⅡ列型キッチンは十分な広さのある戸建やラグジュアリーなマンションに設置されるものがほとんどです。一般的な間取りのマンションでも設置できるように、限られた空間をいかに有効活用するかを考えてできたのが、今回の「fitキッチン」だとも言えます。
Ⅱ列型キッチンを縦に置いたのも大きなポイントです。
縦に置くことでシンク側とコンロ側それぞれに作業スペースを設けることができ、通路の幅も確保しながら、十分な奥行きのあるキッチンカウンターを設けることができました。また、リビングスペースが少しでも広く取れるように、配置の仕方も検討した結果、キッチン・ダイニングを中心としたコミュニケーションが取りやすい配置となっています。

 

効率も便利さもアップ

シンク側とコンロ側の両方に作業スペースを設けたのもポイントで、その位置にも検討を重ねました。基本的には先述したキッチンのワークトライアングルから、シンク、コンロ、冷蔵庫の位置を決めたのですが、それぞれの作業スペースの場所は使い勝手や皆さんの声を参考に決めています。
冷蔵庫とコンロの間のスペースは、冷蔵庫から出したものの一時置き場として使うことを想定しました。冷たい冷蔵庫と熱いコンロは離れていた方がいいという、座談会やアンケートで得た皆さんの声も反映させたものでもあります。シンク側のスペースは、ダイニングテーブルから食器を下げる時の一時置き場にしたり、鍋などをするときのサブテーブルとして使ったり、使い方はいろいろあります。

 

fitキッチンは、「デュオヒルズ福生」の標準プランとして採用しています。購入者アンケートで、「広告で印象的だったもの」を伺ったところ、fitキッチンの写真を選んだ方が最も多い結果となりました。このアンケートでよく選ばれるのは建物の外観が多いことから、広告の時点でfitキッチンが注目されていたと考えられます。また、気に入った住戸プランでもfitキッチンと回答された方が6割を超えました。中でも作業スペースの広さを評価された方が多く、特に複数人でキッチンを使う、30代の共働き夫婦に高い評価を得ています。
実際に住んでみてからの感想をいただくのはこれからですが、暮らし方の一つの提案としてfitキッチンを提供していきたいと思います。

 

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「外と中を緩やかにつなぐ「土間のある暮らし」
「センターキッチンを中心に生まれる、新しいおうち時間」
家族のコミュニケーションをつなぐ「enキッチン」