入居者のはじめましてのきっかけ「オーナーズパーティー」

私たちフージャースでは、新しくお住まいになられた方々が、日々の暮らしの中で、程よい距離を保ちながら、何か困ったことがあればお互いに助け合う。そんなゆるやかなコミュニティ作りや、挨拶をするきっかけ作りのお手伝いができればと考えています。

そのためにも、マンション内でのコミュニティ形成には段階があり、コミュニティの度合いが進むには、知り合うきっかけが必要だということ。ハード（建物）面やソフト面が、コミュニティ形成にどのように影響しているかを研究しています。

コミュニティについては、この欲しかった暮らしラボでもアンケートや座談会を通して研究を続けてきました。その結果、単身者の約3割はマンション内に日頃から挨拶する人がいないこと、また約4割は顔と名前が一致する人がいないということがわかっています。

「【結果】コミュニティと日常に関するアンケート」（2021年12月24日掲載）
「コミュニティに関する座談会を終えて」（2022年2月4日掲載）

ファミリーに比べると、単身者はマンション内の人との接点が、やはり少ないのです。ところが、いざという時にリスクヘッジになるコミュニティが理想だと感じている単身者は、75%と多数です。なかには、「マンション内にどんな人が住んでいるか気になる」、「いざという時のために知り合いを作りたい」という声もありました。

こういった声を受けて、私たちは、コミュニティがとれる環境作りが必要と感じ、マンション住人の顔合わせの場「オーナーズパーティー」を開催しました。
対象は、コンパクトマンションDuoVeel（デュオヴェール）です。DuoVeelのコンセプトは、「As your Life Parter.　お客様の人生の安心と幸せになりたくて」です。「もっと快適な家に住みたい。自分好みの家に住みたい。そして、将来の安心につながる資産を持ちたい」といった女性のために生まれた、デザインや設備、立地まで含め、徹底的に考え抜いた1LDK・2LDK中心のコンパクトマンションです。

参加者は、単身者が多いことを考えて、開催するにあたり、以下の点に気を付けてプログラムを作っていきました。

・「行ってみたい」「行ってみたかった」と思っていただける会場選定
・一人でも安心して参加しやすくなるようなご案内
・多くの方とお話しできるよう、会話時間を長くとったプログラム
・会話しやすい席の配置

そして、4月27日（水）に、福岡市に分譲したDuoVeel 3物件合同で、オーナーズパーティーを開催しました。

オーナーズパーティーの様子

当日は、福岡市中央区のカフェ「天神グラナリーカフェ」にて開催し、20代から60代までの24名（男性4名、女性20名）の方が参加され、お料理をいただきながら、会話を楽しみました。

受付を済ませ、マンションごとに振り分けられたお席にご案内すると、同席の方と自然と会話が始まり、全員が受付を済ませる頃には、徐々に打ち解けられていました。
当日のプログラムとしては、オーナー同士の交流を図ることが目的なので、あえてゲームなどのプログラムは用意せず、会話を楽しむことに集中していただきました。どのテーブルでも会話が弾み、笑顔が溢れていました。途中席替えを行った際には、席替えの直前に連絡先の交換が始まり、会話が尽きないようでした。私たちも、自然と発生したこのような様子に驚き、オーナーズパーティーを開催して良かったと嬉しく思いました。

途中それぞれのテーブルに伺い、参加された皆様にお話を聞かせて頂きました。
参加のきっかけは、9割の方は、「同じマンションの人と会うことがないので、どんな人が住んでいるのか気になって参加した」という回答でした。他にも、「時間があったから」、「あのカフェに行ってみたいと前々から思っていたから」、「コロナ禍で外出も減っているため人と会話したかった」、「こういう会が好きなので参加した」、などでした。

マンションでのコミュニティはあったほうがいいか伺うと、大半の方が、「いざという時のために必要」と感じられているようでした。
具体的には、「地震や自然災害時に、情報共有できたら心強い」や「帰省している時に、大型台風が接近したことがあって、そんな時はマンションの人に雨の状況などを聞けたら、安心できたかも」、「同じマンションに高齢の方も住んでおられるので、困りごとがあった時にお手伝いできればいいな、と思っている」、といった声がありました。
また、ここでの出会いをきっかけに、「今後は、マンションで会った際にも会話ができる」と皆さんおっしゃってくださいました。エントランスですれ違うだけではなく、少し会話をしたり、時には集まってお茶をしたりと、今後はコミュニティを育んでいけそうと、話されていました。

参加者アンケートを振り返って

参加者に回答いただいたアンケートの結果を一部紹介します。

オーナーズパーティーに期待していたことは、「同じマンションに住む人と顔合わせをしたい」78.9%、「いざという時に相談できる知人をつくりたい」42.1%、「デュオヴェールオーナーと交流したい」36.8%となっており、ほとんどの方がマンションに住んでいる方と知り合いになりたいと思っていることがわかりました。

実際に参加してみての感想は、「デュオヴェールオーナーと交流することができてよかった」52.6%、「同じマンションに住む人と顔合わせをすることができて安心した」52.6%、「引き続き交流の場を持ちたいと思った」36.8%でした。

満足度（満足、やや満足の合計）は100％でした。マンション内での交流に期待し、満足いただいたことがわかりました。

これらのコミュニティの重要性を実感いただき、今後も継続して交流の機会を持ちたいと思っていただけたことがわかりました。
フージャースでは引き続き、コミュニティの形成について研究を続けていきます。今後は、ファミリー向けの物件でのコミュニティ形成についても、紹介していきます。

ミニアンケート

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