プロジェクト

私たちが関わるマンション開発がある場所を、
継続的に価値ある場所にしていくための取り組みです。

 

岡山表町商店街再開発プロジェクトについて

岡山市北区の岡山表町商店街の西の玄関口、表町3丁目劇場を含むエリアで、私たちの再開発プロジェクトが行われることになりました。プロジェクトの完成は5年後の2025年3月。
現在、商店街の通りに面して使われていない店舗は20軒ほどあります(商店街にある店舗は計125店舗)。実際にこれらの空き家をのぞいてみると、お店を閉めた時の状態のままになっていたり、賃貸募集をしても借り手がいないという状態です。
この空き店舗問題には、「商店街の衰退」という社会構造の変化が背景にあります。もともとはオーナー自身が自分のお店を営んでいたのでしょうが、オーナーが高齢になる等で、お店を閉店せざるを得なくなります。そこでその場所を賃貸にして新しい出店者を探すことになるのですが、新しい出店者を探すと言っても、ここに出店したいという人が沢山いるわけではありません。

私たちは、その入居者募集に、複合的なプログラムが必要だと考えました。単に借り手を探すのではなく、この商店街との関係性を深めていくことがなにより必要だと考え、まずは次のことから始めることにしました。

1「大そうじ作戦」
2「100人カイギ」
3「空き家再生プロデューサー育成プログラム」
4「BIG TABLE」
5「商店街再生ビジョン策定」

衰退しつつある商店街は日本中に沢山あります。そこを活気ある場所に戻していくということは簡単なことではありませんが、ただ手をこまねいているわけにもいきません。私たちは、この岡山表町商店街で再開発を行う上で、まずは商店街の未来のあり方を考えることが、重要な役割だとも認識しています。

※岡山表町商店街は、旧山陽道から発展した街で、街道筋にある街屋型の家の造りが残っています。間口は7m前後、奥行きが30mと奥行きのある空間になっています。かつては、建物の前部分を「店」とよび、その奥が「住まい空間」になっていたのでしょう。しかし現代の商店街の店舗として使うには不向きな空間構成ともいえます。時代を経て、「住まい部分」は店舗や事務室、そして倉庫などに改変されていったのだと思いますが、今それを活用しようとすると工夫が必要そうです。

アクション1 大そうじ作戦
大そうじ作戦の目的は、現在使われていない岡山表町商店街の空き家を再生し、新たな街の賑わいづくりを行うというものです。
オーナーに聞くと「次の活用方法が決まっていないので、掃除をする費用も負担もかけられない。また高齢で片づける体力もない」という方が多くいました。実際、中に入ると以前お店を開いていた時のものが、そのままになっているところが多く見られます。そこでグリーンバードという全国規模の掃除ボランティア団体と一緒になって、これらの空き家の大そうじを進めてみることにしました。そうじをすれば、そこから新しい発想が広がるにちがいありません。まずは掃除をしてきれいにする。これが大そうじ作戦です。
岡山市と相談して、掃除費用の3分の2の補助金が、市から受けられるようになりました。まずは1回目の大そうじが2019年10月に行われる予定です。

アクション2 100人カイギ
この「カイギ」は2016年に、港区で実験的に始めた取り組みでした。いまでは様々な場所で開催され、今年は全国約30箇所で開催されています。
毎回5人の地域のおもしろいと思われるゲストスピーカーを呼び、自分の仕事や活動について話をしてもらいます。集まった人は、初めに参加者同士の自己紹介を数回繰り返して、お互いに顔見知りになるようになっています。そして5人の話、それぞれの思いを聞きます。そのあとは、感想を参加者同士がシェアするというフォーマットです。
100人で、つまり5人×20回、イベントを開催したら終わりというのもポイントです。この仕組みの面白いところは、参加するにつれて人と繋がっていくことが面白くなっていくところです。人に対しての興味が自然と湧いてくるのです。色々な生き方や働き方を知ることで、自分の中にある欲求に気づいていきます。人との関係性を深めるために、自分のできることを積極的に探すことにもなるでしょう。そして何より自分の知らない領域のことを知っていくことは、とても楽しいことです。
岡山表町商店街でも、このエリアに関わる人の話を聞いていこうと100人カイギを企画しました。ぜひ1人でも多くの人に参加してもらえばと思います。2019年10月より毎月行う予定です。

アクション3 空き家プロデユーサー養成講座
これはエンジョイワークスという鎌倉に本社を置く企業と一緒に活動をします。このプログラムは彼らが全国で行う、不動産会社のオーナー、または社員、さらにはこれから不動産事業を行いたい人を対象に事業計画のノウハウを教えるとともに、彼らのもつ投資型クラウドファンディング『ハローリノベーション』 の使い方を教えていく講座です。彼らは今までの既存の不動産の事業モデルではなく、自ら積極的に関わっていく不動産のあり方を考え、その方法をみんなで共有していく仕組みを考えました。このプログラムは商店街および、その周りの再生や今後のまちづくりのあり方に大きな可能性を伝えてくれています。この趣旨に賛同し、私たちも一緒に取り組むことにしました。

アクション4 BIG TABLE
これは、つくばで始めたプログラムです。普段接点のない人も一緒に食事をすることで顔見知りになっていくことを目的にしています。このBIG TABLEを商店街のアーケードの下で、商店街に関わる人みんなで食事会をしようという企画です。

アクション5 再生ビジョン作成チームの編成
現在準備中ですが、建築家2名が加わり、フージャース内部で「商店街再生ビジョン策定チーム」を編成し、地域の人へのヒヤリングと商店街再生のための計画をまとめていくことに着手しています。これについては、また時期を見て詳しく説明したいと思います。

上に示した5つのプログラム、まずは行動に移してみますが、やりながら新たなプログラムが追加されたり、または改変していくものもあると思います。これからの活動に注目してください。また皆さんからのご意見などもいただきながら、そのアイデアを取り入れていきたいとも考えています。
ぜひご意見お寄せください。

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